ハイパードライヒト乾燥羊膜を用いた外科的再建術

はいぱーどらいひとかんそうようまくをもちいたげかてきさいけんじゅつ

療養内容: 切除した翼状片の部位に、ハイパードライヒト乾燥羊膜を添付する、外科的な結膜の再建術です。同様の手術は従来、患者自身の正常な結膜を移植したり、妊婦提供の羊膜が使われてきました。ハイパードライヒト乾燥羊膜は新規乾燥法で作製され、従来のものに比べて、有効で安全な材料とされています。翼状片の原因になっている結膜の線維芽細胞の伸展・増殖を抑制し、再発で起こりやすい目を動かす筋肉との癒着などを防止して、術後の眼球運動障害の回避をめざします。
※翼状片は、白目の表面をおおっている結膜の下にあるテノン嚢（のう）の線維芽細胞が異常増殖して、黒目の表面にある角膜に侵入したものです。白目の一部が黒目に伸びてきたように見えます。重症化すると、不正乱視や矯正視力の低下を招く恐れがあります。

※データ収集は2012年7月1日より行っているため、実際の開始時期とは異なる場合があります。