- 適応症
- 大動脈解離(術後に偽腔が拡大したものに限る。)
- 技術の実施期間
- 2020/02/01~
- 療養内容
- 大動脈解離で、本来の血流路(真腔)とは別に、血管壁内にできる血流路を偽腔といい、大動脈解離の治療後に、偽腔に血液が流入して拡大するケースがあります。このような症例に対して、血管内に筒状の金網であるステントグラフトを留置して、残った亀裂を塞ぐ治療法です。
偽腔が拡大すれば、本来の血流路が圧迫されて血流が悪くなる恐れがあるほか、血管壁が膨らんで大動脈に瘤ができ、瘤が大きくなって破裂する可能性もあります。この先進医療で偽腔の拡大防止や縮小が期待されます。
※血管は内側から内膜、中膜、外膜の3層構造をしています。内膜に亀裂ができて中膜に血液が流入し、その勢いで血管壁が縦方向に裂けたのが大動脈解離です。
- 部位分類
- 循環器
都道府県 | 機関名 | 所在地 | 電話番号 | 実施期間 |
---|---|---|---|---|
大阪府 | 国立研究開発法人 国立循環器病研究センター |
〒564-8565 吹田市岸部新町6-1 |
06-6170-1070 | 2020/02/01~ |
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※データ収集は2012年7月1日より行っているため、実際の開始時期とは異なる場合があります。