- 適応症
- 慢性膵炎(疼痛を伴うものであって、従来の治療法に抵抗性を有するものに限る。)または膵動静脈奇形(従来の治療法に抵抗性を有するものに限る。)
- 技術の実施期間
- 2022/07/01~
- 療養内容
- 痛みの除去などのために膵臓を全摘出した際、摘出した患者自身の膵臓から血糖コントロールを行う細胞成分である膵島だけを取り出し、点滴の要領で患者の肝臓に注入して戻す(移植する)治療法です。
この先進医療で、インスリンを分泌して血糖の状態を調節するという膵島の働きを確保することで、痛みなどの症状を抑えつつ、膵臓全摘後の糖尿病を予防したり、血糖コントロールをしやすくすることが期待されます。
※慢性膵炎は、慢性的に起こる膵臓の炎症であり、背中や腹部に頑固な痛みを伴うことがあります。また、膵動静脈奇形は、膵臓の内部で動脈と静脈がつながって異常な血管の塊ができる病気で、慢性・急性膵炎を合併することもあります。いずれも治療のために膵臓全体を摘出する場合があり、従来の治療法では痛みなど抑えられなかったケースが適応症です。
- 部位分類
- 消化器
都道府県 | 機関名 | 所在地 | 電話番号 | 実施期間 |
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東京都 | 国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 |
〒162-8655 新宿区戸山1-21-1 |
03-3202-7181 | 2022/07/01~ |
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※データ収集は2012年7月1日より行っているため、実際の開始時期とは異なる場合があります。