短腸症候群または不可逆的な機能性小腸不全に対する生体ドナーからの小腸部分移植
たんちょうしょうこうぐん または ふかぎゃくてきなきのうせいしょうちょうふぜんにたいする せいたいどなーからの しょうちょうぶぶんいしょく
- 適応症
- 短腸症候群または不可逆的な機能性小腸不全(経静脈栄養を要するものであって、経静脈栄養の継続が困難なもの、または困難になることが予想されるものに限る。)
- 技術の実施期間
- 2011/10/01~2017/03/31終了
- 療養内容
- 生体ドナー(臓器提供者)の小腸の一部を、周辺の血管を含めて切除します。これを、移植を受ける側の患者の同じ位置に、血管をつなぎ合わせて移植するものです。
成人の場合、小腸全体の3分の1以内(約1~2m)なら、切除しても機能に影響がないとされ、この範囲の臓器提供が可能です。
術後は効率のよい栄養吸収が期待できます。順調に進めば、栄養を口からとることができるようになって、点滴による静脈からの栄養補給(経静脈栄養)に頼らない生活を取り戻すことが可能です。
※病気治療のために小腸を広範囲に切除し、小腸が短くなったことで起こる消化不良などを短腸症候群といいます。また、不可逆的な機能性小腸不全とは、回復することがない小腸の運動障がいによって、消化吸収や排泄といった小腸の機能が低下した状態です。どちらも腸からの十分な栄養吸収が困難なため、経静脈栄養が必要です。
- 部位分類
- 消化器
都道府県 | 機関名 | 所在地 | 電話番号 | 実施期間 |
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宮城県 | 東北大学病院終了 |
〒980-8574 仙台市青葉区星陵町1-1 |
022-717-7000 | 2012/07/01(※)~
2017/03/31 |
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※データ収集は2012年7月1日より行っているため、実際の開始時期とは異なる場合があります。