メトホルミン経口投与およびテモゾロミド経口投与の併用療法

めとほるみん　けいこうとうよ　および　てもぞろみど　けいこうとうよの　へいようりょうほう

療養内容: 膠芽腫に対して、メトホルミンとテモゾロミドを経口投与する治療法です。メトホルミンは2型糖尿病の治療薬、テモゾロミドは抗がん薬です。膠芽腫の標準治療では、開頭摘出手術後にテモゾロミドの経口投与と放射線治療の併用療法を行い、さらに再発・進行を防ぐためにテモゾロミド維持療法を行いますが、予後はよくありません。この先進医療で用いるメトホルミンは、膠芽腫再発に重要な役割を果たすと思われる「がん幹細胞」に対する治療効果が期待されています。テモゾロミド維持療法にメトホルミンを追加することで、延命効果が得られることが期待されます。
※膠芽腫は悪性脳腫瘍の一つで、非常に悪性度が高く治療が難しい病気です。

※データ収集は2012年7月1日より行っているため、実際の開始時期とは異なる場合があります。